2009年05月05日

會田雄亮 練上角皿(矢羽根青)

會田雄亮さんの練上角皿を紹介します。

色の違う粘土を組み合わせて模様を作る、練り上げ技法を取り入れた角皿2枚です。

文様は矢羽根青です。青の矢羽根模様が、あたかも寄木細工を思わせるように整然と並んでおります。
絵付けとはまた一味違った独特の雰囲気があります。



会田雄亮練上角皿1.JPG会田雄亮練上角皿2.JPG会田雄亮練上角皿3.JPG
会田雄亮練上角皿4.JPG会田雄亮練上角皿5.JPG会田雄亮練上角皿6.JPG


  大 21cm×20cm   高 3.5cm 
  小 17cm×16.5cm  高 3cm


この練上角皿を目にした時、不思議な世界を見たような感じがしました。
手の込んだ繊細な文様に、規成概念にとらわれない斬新なデザインを見たようで、「これからの新しい器なのかなあ」と思ったものです。

こういう器は、「さあ どう盛り付ける?」と使う方が技量を問われているような感じがします 。
使ってよし。飾ってよし。という器は、盛り付けが難しいと思うのは私だけでしょうか?


會田雄亮さんは、「練り上げ」で定評がありますが、陶壁、公共モニュメントの創作活動で多くの人に高い評価を得ている陶芸家でもあります。

また「違いのわかる男」っていうコーヒーのコマーシャルに、さも陶芸家らしくないスタイルで出たことがありました。
とても評判がよく、私も好きなコマーシャルでした。( ちょっと古い話ですが )


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2009年03月15日

兼田昌尚 刳貫徳利

兼田昌尚さんの刳貫徳利です。

粘土のかたまりの内側をくりぬいて作られた「刳貫」技法の徳利です。
轆轤では表現出来ない大胆な形をしており、かなり存在感があります。

 萩焼と言えば、「柔らかい」とか「優しい」という印象がありますが、兼田昌尚さんの萩焼は「力強い」とか「迫力」とかの言葉が合いそうな感じがする。と以前ぐい呑を紹介したことがありましたが、この徳利も削り取って出来た稜線が、力強く、見る者に迫力を感じさせます。(写真では、いまいち迫力に欠けますが、目の前にすると圧倒されます。)



.兼田昌尚萩刳貫徳利2.JPG兼田昌尚萩刳貫徳利3.JPG
兼田昌尚萩刳貫徳利4.JPG兼田昌尚萩刳貫徳利5.JPG

  口径 4.5cm
  胴径 9cm
  高  14cm


表面は萩焼の特徴である白い釉薬をどっぷり掛けてあります。
片面の肌には、ほんのりとラベンダー色の窯変が浮かぶ。
そこに艶っぽさを感じて、見た瞬間心が動かされ手にした徳利です。

この徳利は、口元がかなり広く出来ており、豪快に酒を呑めそうで、酒豪向けかな?

気に入りの酒器で、独り酒を呑む。
「いいもんだなあ。独り酒とは」と至福の時間に浸りながら。
こんな夜は、つまみなど何もなくともいい。などと思いつつ妄想にふけながら呑む。
「こういうのもいいなあ」 と。


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2008年09月07日

山本壹楽 清水焼 金彩七宝文湯碗

山本壹楽さんは、平成二年に二代壹楽を襲名された方です。

作品には、すべて彫りが施されていて、それにより手に持った時、滑りにくく持ちやすくなっております。
彫りの上に描かれた文様は、独特な発色を見せ重厚な作風になっております。

壹楽には、こだわりがあります。
茶碗の縁に口紅が巻かれております。それがあることで器を引き締め絵柄も引き立って見えることになります。
見込みの中央には、壹楽の特徴でもある彫りによる線筋を入れてあります。
高台の仕上げにも、こだわってカンナで細かい段差を付けてあります。



壱楽P1010001.JPG壱楽P1010002.JPG壱楽P1010003.JPG
壱楽P1010004.JPG壱楽P1010005.JPG

口径 8.5cm
高  6cm



この湯飲み茶碗も、七宝文が緻密に描かれた上に、口紅、線筋があります。その手の込みようは一目で壹楽と分かります。

聞くところによると、清水焼の窯元の中で一番名前が通って高級な窯と言われているとか。

この湯飲み茶碗は、京焼の展示会で求めたものです。
展示会場を一回りして「これしかないでしょう!」と手に持ってしまいました。


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2008年08月17日

藤田喬平 手吹レースガラス鉢

こんにちは。今日は藤田喬平さんの手吹レースガラス鉢をご紹介します。

藤田喬平さんは、古くからのヴェネチアガラスの技法を和食器に取り入れ、和風のガラス工芸美を世界的に広めた作家です。

和風のガラス工芸美とヴェネチア伝統の技を一つに溶かし合わせて、独自の美を追求し「レースガラス」を創り出しました。


藤田喬平レースガラス鉢01.JPG藤田喬平レースガラス鉢02.JPG
藤田喬平レースガラス鉢03.JPG藤田喬平レースガラス鉢04.JPG

口径 16cm
高  6cm


これが手吹のレースガラス鉢です。
華麗で繊細なレースをガラスに埋め込んだかのような幻想的なきらめきを放っております。

あまりに美しくて、そっと飾って眺めていたいような作品です。

もし使うとしたら、風の音や雲の流れに秋の気配を感じ、季節が夏から秋へと変わるころ、このレースガラス鉢にデザートの果物を盛りましょうか。

残暑なんてすっかり忘れてしまうでしょう。


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2008年08月03日

隠崎隆一 備前焼 徳利とぐい呑

隠崎隆一さんの徳利とぐい呑です。

隠崎隆一さんの作品は、奇抜な造形でありながら、洗練されたフォルムで多くの人を魅了しております。
誰をも虜にし、その人気はとどまる事を知らずと言ったところです。



隠崎隆一徳利P1010001.JPG隠崎隆一徳利P1010002.JPG
隠崎隆一徳利P1010003.JPG隠崎隆一徳利P1010004.JPG



この徳利は、三つ足で、膨らんだ三角形をしております。
思い切り面取りをしたような独創的な形をしております。
横にして焼成したのでしょうか、一面に貝の跡が見られ、そこが又ホッとする景色となっております。




隠崎隆一ぐい呑P1010005.JPG隠崎隆一ぐい呑P1010006.JPG
隠崎隆一ぐい呑P1010007.JPG隠崎隆一ぐい呑P1010008.JPG



このぐい呑は、やや大振りですが、持つとしつくり手になじみます。
手触りがよく、表情のある形に惚れました。

この徳利とぐい呑は、独り酒で手酌で飲みたいと思う。器の声を聞きながら自分自身と会話をしながら・・・・


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2008年06月22日

鈴木爽司 京焼 色絵山茶花文扁壷

こんにちは。


今日は鈴木爽司さんの京焼 色絵山茶花文扁壷をご紹介します。

鈴木爽司さんの作る扁壷は、独特の形をしております。 
洗練された美しい形の扁壷を見ているだけで楽しいし、心が満たされます。

壷や皿はほとんど紐造りの手捻りで作るそうです。

図柄は、花鳥画が主流で、季節ごとに咲く花や木々に宿る鳥をスケッチし、そのスケッチから文様を導き出すそうです。



鈴木爽司壷P1010001.JPG鈴木爽司壷P1010002.JPG
鈴木爽司壷P1010003.JPG鈴木爽司壷P1010004.JPG

胴径 21cm×15cm
高  25cm



この壷に描かれた山茶花も、現場に出てスケッチをし、絵にされたのでしょうか?
山茶花の花が生き生きと描写されていて、いかにも鈴木爽司さんらしいセンスに気が惹かれます。

山茶花は、花の無い時期に咲く耐寒性のある、椿に似た花です。
山茶花の花の咲くころ、この壷を愛でたいと思います。



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2008年05月18日

星正幸 備前焼 緋襷徳利

こんにちは。

久し振りの更新です。今回は星正幸さんの備前焼 緋襷徳利をご紹介します。

星正幸さんは、上智大学文学部哲学科を卒業後、備前焼の質感に惹かれ陶芸の道に入ったそうです。
 
星正幸さんの作品は、陶土に独特があって「あっ、これは星正幸さんの」とすぐわかる。と言う人が多いです。

陶土は、木槌で土を細かく粉砕するため、精緻で、きめが細かいと言われております。

土をすべて棒状に伸ばして寝かし、その棒状の土を重ねて器の形を作る。つまり、紐つくりで成形し、その後へらで削りながら薄手に仕上げているとか。


星正幸 緋襷徳利1.JPG星正幸 緋襷徳利2.JPG
星正幸 緋襷徳利3.JPG星正幸 緋襷徳利4.JPG

胴径 8.5cm
高  13cm


星正幸さんは、「硬く焼き締めていながら、軟らかく見える焼成に力を入れている。」そうです。

この徳利は、明るい焼き上がりの緋襷で、シンプルな形が、軽快な感じがして、手にすると気持が晴れ晴れとするから不思議です。




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2007年10月17日

菊池昭 益子焼 花文酒盃

こんばんは。

久し振りの更新です。今日は菊池昭さんの益子焼 花文酒盃をご紹介します。

菊池昭さんは、日立市生まれの方ですが、加守田章二氏(陶芸界では初の高村光太郎賞を受賞したことで一躍注目の的となった方。)に師事し、後に益子に築窯独立された方です。
 
益子は、世界にとどろく民芸(民衆的工芸)のメッカ、巨匠「浜田庄子」を頂点に栄えた窯里であります。

その浜田庄子を慕って続々と入門者が移り住み、現在、益子には数百人の陶芸家が活動しているそうですが、その大半が、よそから益子に移り住んできた作家である。と言われております。
菊池昭さんもその中の一人と言えます。


菊池昭 花文酒盃1.JPG菊池昭 花文酒盃2.JPG菊池昭 花文酒盃3.JPG
菊池昭 花文酒盃4.JPG菊池昭 花文酒盃5.JPG菊池昭 花文酒盃6.JPG

口径 9.2cm
高  3.3cm


この花文酒盃を目にした時、青い朝顔の花を思わせる形と色に「あらっ ステキ!」と思わず手に取って見つめてしまいました。

酒を注ぐと、濡れた青の中から白い花びらがポッと浮き出て,なんとも素敵な酒盃です。




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