堤焼は宮城県を代表するやきものです。
開窯のころは、十数件の窯があったが、今は針生家一軒だけになってしまいました。
堤焼といえば「なまこ釉」を思い浮かべますが、これは粉引窯変徳利です。
ほんのりぽーっと現れた赤褐色の肌に惹かれて手にしました。
胴径 10cm
高 15cm
ずんぐりとした形で、見るからにおおらかな味わいが漂う。
落としても割れそうにない厚手で丈夫なつくりが、持つ手にずっしりときます。
轆轤目をつけて持ちやすくしているところに作者の気持ちが読める気がすると言ったら生意気でしょうか?
酒のみは、酒を注ぎながら撫でたり、垂れた酒をすりつけたりして、しょっちゅう触っては器の器量をあげているわけで、この徳利の肌も大分とろりとして、色艶が出てきました。
貫入がくまなく入り、味わい深く成長してきたと満足しています。
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