2006年08月31日

中村清六 白磁竹文湯のみ

こんばんは。

今日は中村清六さんの白磁竹文湯のみをご紹介します。

以前にも、これと同じ竹文を彫りで描いた、白磁皿を紹介いたしましたが、あの時も写真がうまく撮れなくて、せっかくの作品に感動を伝えることが出来ませんでした。実物はとても美しく感動的な物なのに、今回も中々うまく写せませんでした。白磁を撮るのは難しいです。

中村清六さんの白磁はあまりに有名です。中村清六さんの白磁は、しっとりとした光沢をまとい、磁器でありながらも、ほんわかとした温かみが伝わってきます。卓越した轆轤の技が端正なフォルムの白磁を生み出しております。
 
内側に少し反り返った曲線は、機械では絶対に造ることの出来ない技だそうです。轆轤師と言われる中村清六さんの腕と技でしか、創り出すことが出来ないとまで言われております。その中村清六さんは「茶碗が一番難しいと思います。糸底が高すぎてもいけないし、ふんわりして、手触りがいいもので、形に癖のない物を造らなければなりません。」と語り、茶碗の裏側の高台のような、目に付きにくいところにまで気を遣います。



中村清六 白磁竹文湯のみ1.JPG中村清六 白磁竹文湯のみ2.JPG中村清六 白磁竹文湯のみ3.JPG
中村清六 白磁竹文湯のみ4.JPG中村清六 白磁竹文湯のみ6.JPG中村清六 白磁竹文湯のみ7.JPG

口径 8.3cm
高  5cm


白い湯のみ茶碗は、緑茶の緑が映えます。
緑茶がとても美味しく見えます。


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2006年08月29日

京絵付ガラス 大鉢と小鉢

こんばんは。

今日は京絵付ガラスの大鉢と小鉢をご紹介します。

手作りガラスの器に京焼作家八木海峰さんが、手描きで上絵付を施したものです。ただ絵付をしただけでなく、特殊な顔料を使用して絵付をし、特殊技法により焼成されているため、洗っても落ちることがなく、普段使いの器として気軽に使えるので、夏は「そうめん」や「冷麦」などを盛って使用しております。


京絵付ガラス 大鉢と小鉢1.JPG京絵付ガラス 大鉢と小鉢2.JPG京絵付ガラス 大鉢と小鉢3.JPG
京絵付ガラス 大鉢と小鉢4.JPG京絵付ガラス 大鉢と小鉢5.JPG京絵付ガラス 大鉢と小鉢6.JPG

大鉢 口径 25cm 高 6.5cm
小鉢 口径 8cm  高 6.5cm 

ガラス鉢の外面に描かれた桜の花の絵が、ガラスを通して内面に現れてきて、まるで氷柱花を見ているようでとても涼しそうに見える夏にぴったりの器です。

ガラスの器は、夏だけと言うことではないのかも知れません。
使い方によっては、サラダとかケーキ、フルーツなどは、普通で盛れると思いますが、思い切って炊き合わせを盛ったり、寿司などを盛り付けたら、陶器とは一味違った華やいだ印象になるのかも知れません。



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2006年08月27日

小笠原長春 青磁牡丹皿

こんにちは。

今日は小笠原長春さんの青磁牡丹皿をご紹介します。
  
鍋島青磁は、青翠とも呼ばれる神秘的な色調を放ち、優美な世界を映し出し、300年以上の伝統を持っております。この鍋島青磁の復元に情熱を注ぎ、追及し続けているのが小笠原長春さんです。
「青磁はあまりにも難しい。」といわれております。 
大量生産は出来ないし、わずかしか出来ない。大変手間のかかる作業だそうです。

小笠原長春さんは鍋島青磁を究め続けて、何万点という陶片を研究し、追い求めたそうです。「陶片の中には、どうしてこんな色が出せたのかと思えるものもありました。理想の鍋島青磁を目指して試行錯誤の連続です。」と言いながら、「青磁の色にしても、いかに自分のものにしていくか、何回作っても難しいですよ。」とおっしゃってました。 


小笠原長春 青磁牡丹皿1.JPG小笠原長春 青磁牡丹皿2.JPG小笠原長春 青磁牡丹皿3.JPG
小笠原長春 青磁牡丹皿4.JPG小笠原長春 青磁牡丹皿5.JPG

口径 18×15cm
高  4cm

この青磁牡丹皿は、牡丹の花の形をしており、見込みには、これから開こうとする牡丹の花弁と葉が彫って描いてあります。
光の当り具合で、深く澄んだ青の色が微妙な色合いとなって現れ、まるで深さや天候によって色を変える海の色に似ている感じがします。


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2006年08月26日

中野陶痴 朝鮮唐津蛤銘々皿

こんにちは。

今日は中野陶痴さんの朝鮮唐津蛤銘々皿をご紹介します。

これは、蛤の形をした朝鮮唐津の銘々皿です。潮を吹いたような釉調と淡い色の釉薬同士の混ざり合いが、魅せる景色となっております。
蛤形の器は、料理映えがするし、話題の材料にもなりますので、楽しい器です。小皿ですが三つ足付です。


中野陶痴 朝鮮唐津蛤銘々皿1.JPG中野陶痴 朝鮮唐津蛤銘々皿2.JPG中野陶痴 朝鮮唐津蛤銘々皿3.JPG
中野陶痴 朝鮮唐津蛤銘々皿4.JPG中野陶痴 朝鮮唐津蛤銘々皿5.JPG中野陶痴 朝鮮唐津蛤銘々皿6.JPG

口径 9.5〜10cm
高 2.5〜4cm

なんとなく蛤形の器は、ひな祭りの季節に登場させたい、春を告げる形の代表のようなイメージがあります。「ひな祭りの膳には、蛤のお吸物がつき物」と言うこともあって春告器なのかも知れません。


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2006年08月24日

カガミクリスタル ブランディグラスとシャンパングラス

こんばんは。

今日はカガミクリスタルのブランディグラスとシャンパングラスをご紹介します。

このグラスは、人を魅了せずにおかないクリスタルのきらめきに、すっかり虜になり揃えたグラスです。見ているだけでうっとりしそうな細脚ラインがとても華麗で素敵なグラスです。本格的なフォルムが堂々とした存在感を放ち、精妙なカット・深い透明感・そして掌で快い重量感、どのひとつをとってもが申し分のない存在で他を圧倒しております。
私の自慢のコレクションです。各グラスとも10脚揃えました。


ブランディグラスとシャンパングラス1.JPGブランディグラスとシャンパングラス2.JPGブランディグラスとシャンパングラス3.JPG
ブランディグラスとシャンパングラス4.JPGブランディグラスとシャンパングラス5.JPG

ブランディグラス 口径 9cm    高 13.5cm
シャンパングラス 口径 8cm    高 17.5cm


なによりも私がいいと思うのは、乾杯をした時の音が、高く澄んだ音色で、とても美しく響くところです。
その音色に飲む前から酔ってしまいそうです。
 
普通のガラスコップ等は主にソーダー石灰ガラスで出来ておりますが、クリスタルガラスには酸化鉛が多く含まれているので、比重が大きく手に取るとズシリとした手ごたえがあります。


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2006年08月22日

森青史 割山椒向付

こんばんは。

今日は森青史さんの割山椒向付をご紹介します。

「光悦」と「魯山人」を好きと言う森青史さんは、窯元・故森竹山の四男として伊部に生まれ、早稲田大学文学部を中退し、作家志望だったが家業を継ぐべく陶芸家に転身したそうです。
直炎式半地下窯や全長20mもある穴窯を築窯し、伊部下り松の良土をふんだんに使い奥行きの深い作品を生み出しております。


森青史 割山椒向付1.JPG森青史 割山椒向付2.JPG森青史 割山椒向付3.JPG
森青史 割山椒向付4.JPG森青史 割山椒向付5.JPG

径 11cm
高 8cm
 
この割山椒向付を展示会で見た時は「なんとも個性的で目立つやきものだな」と思いました。これに料理を盛りつけたらどうなるだろうとあれこれ料理と器の兼ね合いを想像し、うまくいったら見映えがするし、失敗したら見られたものではなくなるし、買おうかどうしようかと考えました。
「失敗も勉強。こういう器に素敵に盛り付けられるようセンスを磨かなくては」と 買ってしまいました。

割山椒とは、山椒の実が熟してはぜたように、三方に切り込みが入っており、華やかさがあり懐石料理の向付としてよく用いられます。
三弁の間から中の料理をうかがえるため、向付としてはまことに好都合の造形と言えると思います。



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2006年08月20日

絵唐津小皿

こんばんは。

今日は絵唐津の小皿をご紹介します。 
絵唐津の持ち味は、文様をシンプルにし、素直で控え目な絵付が特徴です。


絵唐津小皿1.JPG絵唐津小皿2.JPG絵唐津小皿3.JPG絵唐津小皿4.JPG絵唐津小皿5.JPG絵唐津小皿6.JPG
絵唐津小皿7.JPG

口径 9cm
高 3.5cm

この小皿の見込みには、桧垣に草文と飛ぶ二羽の鳥の絵が、巧妙な筆さばきで描いております。口辺の外側には、描き慣れた縞文が軽妙なタッチで描かれており、この小皿を品良く引き締めております。

長石釉がところどころに白くたれており、まるで霞がかったように見ます。
形は口縁の四方をつまんで撫四方(なでよほう)になっております。色は素地の茶がかった色を見せながら青鼠をおびております。小皿ながら堂々と貫禄のある目を惹く器です。


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2006年08月19日

加藤二三男 鳴海織部小鉢と織部湯のみ

こんにちは。

今日は加藤二三男さんの鳴海織部小鉢と織部湯のみをご紹介します。

以前にも加藤二三男さんの鳴海織部銚子を紹介いたしましたが、今回は鳴海織部小鉢です。それに織部湯のみを一緒に紹介いたします。

加藤二三男さんの作る器はどれも上品で美しい。 思わず手にとって、「あぁこういう器で食卓を囲み、品の良い暮らしがしたい。」と 今の自分には無い夢を見てしまいます。見ているだけでも楽しい、使いこなせればなお嬉しい。そんな器です。


加藤二三男 鳴海織部小鉢1.JPG加藤二三男 鳴海織部小鉢2.JPG加藤二三男 鳴海織部小鉢3.JPG
加藤二三男 鳴海織部小鉢4.JPG加藤二三男 鳴海織部湯のみ5.JPG加藤二三男 鳴海織部湯のみ6.JPG
加藤二三男 鳴海織部湯のみ7.JPG

鳴海織部小鉢  口径 14cm   高 7cm
織部湯のみ   口径 8.5cm  高 9cm

小鉢も湯のみもやさしい絵柄で、そこに鮮やかな緑色の釉薬が一筋、二筋と流れて、丁度良いところで釉止まりし、美しい景色となっております。

織部は釉薬の緑色に特徴があるそうで、基礎釉の調合の割合で、鮮やかな緑になったり、少し黄色がかった緑になったりするそうです。誰ひとりとして、全く同じ色の緑にはならないそうです。


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2006年08月17日

薩摩切子 硝子酒器三点

こんばんは。

今日は薩摩切子の硝子酒器三点をご紹介します。

薩摩切子は、無色透明なクリスタル・ガラスの上に赤や藍、緑などの色ガラスを被せた素地を作り、その上からカットを施しております。このため無色と色ガラスのコントラストが、美しさにひときわ気品を漂わせております。
薩摩切子のもっとも魅力的なところは、色ガラスのボカシにあります。
ボカシとは色ガラスと透明ガラスの境界がぼやけ、濃い色から薄い色へ美しいグラデーションが生まれることです。

ボカシを表現するために、色ガラスを厚めに被せ、カットの角度を緩やかな角度にすると、その断面が斜面のようになり、斜めに削り取られた色ガラスは、表面に近いほど厚く、透明ガラスに近いほど薄くなってまるでオーラのように輝きを放ちます。


薩摩切子 硝子酒器三点1.JPG薩摩切子 硝子酒器三点2.JPG薩摩切子 硝子酒器三点3.JPG
薩摩切子 硝子酒器三点4.JPG薩摩切子 硝子酒器三点5.JPG薩摩切子硝子酒器三点6.JPG

高脚付杯  口径 8cm   高 12.5cm 
ウイスキーグラス  口径 7.3cm   高 9cm
猪口  口径 6.5cm   高 5.5cm

この薩摩切子の酒器は、3点とも丹念に施されたカットが見事でとても豪華に見えます。その上緻密なカッテングが洗練された美しさをかもし出しております。重厚感がありどっしりしておりますが光に透かすと実にきれいです

紅色の猪口は、主人が鹿児島県に旅行した際、自分へのお土産として連れて帰ったものです。「高かった。小遣いのほとんどをこれに使った。」と言いながら「まず一献」と満足そうな笑みをうかべ猪口を傾けていました。
さぞかし至福の一献だったでしょう。


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2006年08月15日

とうあん 菊文中皿

こんばんは。

今日はとうあんの菊文中皿をご紹介します。

この中皿は、赤の菊の花が黒地に描かれているため、とても印象的で目を惹きます。この皿のように印象強い絵付で縁取りされていても、中央部が白地ですと皿の全面に絵付がされているものより、シンプルで使いやすく組み合わせもいろいろ考えられて楽しめそうな気がします。


とうあん 菊文中皿1.JPGとうあん 菊文中皿2.JPG
とうあん 菊文中皿3.JPGとうあん 菊文中皿4.JPG

口径 19cm
高  4cm
 
深皿というほどではないですがが、ちょっと深さがある皿というのは、とても重宝します。朝食から夕食まで毎日の食事に、お惣菜の取皿やボリュームのある料理一人分がほどよくおさまる大きさなので盛皿としても、とにかく何にでも使えます。とくに陶器の土味のする皿は、温かみがあって場が和らぎます。

この皿は絵付けが華やかなので、普段のありきたりな料理でも、ちょっぴりリッチな気分になれます。シンプルな料理に、あでやかな衣装をまとわせる気持で楽しんでおります。




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2006年08月13日

中村六郎 備前ぐい呑

こんにちは。

今日は中村六郎さんの備前ぐい呑をご紹介します。
   
「六さんのぐい呑の特徴は、口作りと高台削りにある。轆轤の回転を緩やかにしながら、指先の微妙な力で3回転ほど土を引っ張り上げて山道を作った口作りに、鉋で波を打たすように高台を削る。これが酒器名人の秘法なのだ。」と しぶや黒田陶苑の黒田草臣さんが語っておりました。

酒器作りの名人で「自分が日本酒をのみたかったから、酒器には力を入れて作った。徳利、ぐい呑の味を出したければ、一石の酒を通さなければならない。一日三合の酒を徳利に飲ませれば、一年で一石となる。」と言った中村六郎さんの言葉がとても印象的で忘れられません。
そのことを主人に話したら、主人曰く「一日三合の酒なら私だって飲んでいる。でも思うように育たない。三合じゃ足りないのかな。」ですって。

家の裏は、空になった一升瓶でいっぱいだったと言われるくらい根っから酒を愛した方のようです。とにかく中村六郎さんは、無類の酒好きな方であったことは、誰もが認めているようです。


中村六郎 備前ぐい呑1.JPG中村六郎 備前ぐい呑2.JPG中村六郎 備前ぐい呑3.JPG
中村六郎 備前ぐい呑4.JPG中村六郎 備前ぐい呑5.JPG中村六郎 備前ぐい呑6.JPG
中村六郎 備前ぐい呑7.JPG

口径 6.5cm
高 5cm

このぐい呑は、はっきりした緋色は出ておりませんが、温かみのある落ち着いた色と、口作りが気に入っています。

田畑と家を飲んでしまい、女房、子供を泣かし続け、「酒の功罪は一番よく知っとる。」と言った中村六郎さんは平成16年に亡くなられました。
 

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2006年08月12日

小笠原長春 青磁菓子鉢

こんにちは。

今日は小笠原長春さんの青磁菓子鉢をご紹介します。
 
小笠原長春さんは、先祖代々焼物に従事してきたということもあって、以前は白磁、赤絵、染付など多彩な焼物を作っていたそうですが、美しい青磁色の鍋島青磁に魅せられ、現在は青磁一筋の道を歩まれているそうです。

大川内山の鍋島青磁は、天然青磁といって、大川内山だけに産する原石を釉薬に使っているところに特色があります。「釉薬となる原石の吟味・陶土の配合・焼成温度、どれをとっても経験にプラスした科学的なデータが必要となる。」と言っておりました。

「青磁の長春」と呼ばれるようになるまでには、長い年月と数多くの失敗があったそうです。「青緑色に発色する美しい青磁は、窯を焼く温度が違ってもこの色は生まれない。窯を開けてみないことには、いい色がでているかどうか分からない。何度やっても緊張の連続です。」と言っておりました。


小笠原長春 青磁菓子鉢1.JPG小笠原長春 青磁菓子鉢2.JPG小笠原長春 青磁菓子鉢3.JPG
小笠原長春 青磁菓子鉢4.JPG小笠原長春 青磁菓子鉢5.JPG小笠原長春 青磁菓子鉢6.JPG

口径 18cm
高  8cm

この作品は、三角形の形をしており、三つ脚付きです。そして、その脚は彫刻が施してある猫脚となっております。些細なところに小笠原長春さんらしい細工がしてある上に、深く澄んだ色調とやわらかい光沢の青磁に、すっかり魅せられております。



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2006年08月10日

桑原春吉 西山焼大鉢

こんばんは。

今日は桑原春吉さんの西山焼大鉢をご紹介します。

桑原春吉さんは、西山焼の土に合う釉を求めて、近くの山に入り岩石を探すそうです。岩石を砕いて白釉を作り、その白釉を塗ったり掛けたりした作品は、赤松の炎をかぶり様々な変化を見せてくれます。
桑原春吉さんの窯は、直径二メートルもないくらいで、中は大人がかがんでやっと入れるような大きさの窯が三つ並んでいます。こんな小さな窯から見事な大作が出来るとはとても信じられない話です。


桑原春吉 西山焼大鉢1.JPG桑原春吉 西山焼大鉢2.JPG桑原春吉 西山焼大鉢3.JPG

口径 34cm
高 9cm

これは、かなり大きな鉢です。器全体に薄く掛けられた釉がピンク色に発色し、その上に二本の白釉を一気に流し掛けしてあります。大胆な中にもやさしい感じがするのは、ピンクに白だからそう思わせるのかもしれません。このピンクの色がよくて、見た瞬間欲しいと思った鉢です。
いいと思ったのは、色だけでなく、形も二方押しで、押すことによって目に強くない形になり、大作を目の前にした時の緊張感を和らげてくれているような気がします。その辺に作者の気持ちが表れているようで心が動かされます。



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2006年08月08日

丹羽良知 皿と鉢

こんばんは。

今日は丹羽良知さんの皿と鉢をご紹介します。  

地元平清水焼は、松の木の緑が美しい千歳山の南麓にある小さなやきものの里、平清水で焼かれております。千歳山に焼物の原料となる鉄分の多い岩石があり、松薪も豊富だったことから、200年もの長きにわたってやきものの里として形をとどめております。とはいえ、明治初期には30〜40軒を越えた窯元が、今では6軒のみ。ちょっとさみしい感じもします。

平清水焼の魅力を語るとき、真っ先に揚げられるのが、青龍窯の「梨青磁」と「残雪」です。「残雪」は千歳山の原土を用いて焼かれています。その原土に艶消白釉を掛けることによって、含有されている鉄分が黒色の斑点となって浮き上り独特の風合いを見せます。その様子が、まるで千歳山の雪溶けを思わせることから「残雪」と名付けたそうです。「純白の新雪と違って春が近いと感じさせる残雪には、どこかホッとする白さがある。それを表現しました。」とのことでした。雪国・山形をイメージする美しい名前です。


丹羽良知青龍窯 残雪皿と鉢1.JPG丹羽良知青龍窯 残雪皿と鉢2.JPG
丹羽良知青龍窯 残雪皿と鉢3.JPG丹羽良知青龍窯 残雪皿と鉢4.JPG

皿 直径 24.5cm  高 2.8cm
鉢 口径 16.5cm   高 8.5cm

この皿と鉢は残雪釉で作られたものです。
皿の方は、粘土を叩いて成形し、三色の釉薬を掛けてあります。
茶色の部分が鉄釉、水色に発色しているのが梨青磁釉、白く見える部分が残雪釉です。鉢は、残雪釉そのもので「残雪鉢」です。

残雪湯のみ茶碗と残雪酒器揃も、ここに一緒に紹介いたします。

丹羽良知青龍窯 残雪酒器揃2.JPG丹羽良知青龍窯 残雪湯のみ茶碗1.JPG



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posted by kunikuni at 20:30| Comment(4) | TrackBack(0) | 【平清水焼】丹羽良知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月06日

食卓の小物たち

こんにちは。

今日は食卓の小物たち(醤油差・楊枝入・からし入・塩、胡椒入・七味入等)をご紹介します。

皿、鉢、碗がメーンの器と考えると、小物はその添えものと言われますが、だからと言ってあなどることなかれ、ピリッと効くスパイスのようにその場を締めてくれます。


食卓の小物たち1.JPG食卓の小物たち 醤油差1.JPG食卓の小物たち 醤油差2.JPG
食卓の小物たち 食卓塩入1.JPG食卓の小物たち 楊枝入とからし入1.JPG食卓の小物たち 楊枝入と七味入れ1.JPG

365日いつも食卓上に置いておくもの、醤油差が変わっただけで食卓の気分がこんなに変わるものかと驚くことがあります。
料理を盛る器がいくら凝っていても、卓上で使う醤油差や汁注をおろそかにしたのでは台なし。逆に、いつもの食器が配された、ありきたりの食卓でも、ちょっと小物を変えるだけで雰囲気が変わり、改まった気持になるから不思議です。

私は、西山焼の醤油差がとても温かみがあって好きです。
にぎやかな食卓の中にこの醤油差を置いてもあまり目立ちませんが、大皿盛や大鉢盛の脇にさりげなく置いた時、その存在感を発揮します。「わぁ‼ かわいい」と おもわず手に取りたくなります。


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posted by kunikuni at 18:12| Comment(10) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月05日

伊藤昇峰 京焼 交趾宝づくし湯のみ茶碗

こんにちは。

今日は伊藤昇峰さんの交趾宝づくし湯のみ茶碗をご紹介します。

交趾は飴釉を用いた焼物で、おもに黄、緑、紫などの鮮やかな3色が使われ、黄色のものは黄交趾、緑色のものは緑交趾、紫色のものは紫交趾と呼ばれます。

これは、紫交趾湯のみ茶碗です。色鮮やかに宝づくし文様が描かれております。やさしい色合いの交趾と、三方を押して笑窪を三個作ってある形がかわいくて気に入っています。吉祥柄ですので、めでたい時に使いたいと思って手に入れたものです。


伊藤昇峰 交ち宝づくし湯のみ1.JPG伊藤昇峰 交ち宝づくし湯のみ2.JPG伊藤昇峰 交ち宝づくし湯のみ3.JPG
伊藤昇峰 交ち宝づくし湯のみ4.JPG伊藤昇峰 交ち宝づくし湯のみ5.JPG

口径 8.5cm
高 5cm


交趾釉は、模様を描いた時に釉が溶けて流れてしまうため、生地にイッチンで土手を作り、盛り上がった線の内側に色を塗って釉薬が混ざり合わないようにするそうです。

伊藤昇峰さんは、「交趾は少しの誤差でうまくいかない事が多い。難しいから面白い。」と言います。そして、たえず独創的な新技術を追及している方で「これからは新釉薬にも挑戦し、思い通りの色や形を表現したい。」と考えているそうです。


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posted by kunikuni at 11:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 【京焼】京焼の作家さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月03日

薩摩切子 硝子冷茶揃

こんばんは。

今日は薩摩切子の硝子冷茶揃をご紹介します。

暑い夏は冷たい飲み物がうれしくなります。「夏はいかにも涼しきように」と涼しさの演出をあれこれ考えます。ガラスの器は、それだけで涼感を呼びますから、まず涼しげなガラス器で冷茶をと思い、暑中の器としてこの薩摩切子の冷茶揃を求めました。


薩摩切子 冷茶揃1.JPG薩摩切子 冷茶揃2.JPG
薩摩切子 冷茶揃3.JPG薩摩切子 冷茶揃4.JPG

口径 8cm
高 6cm

青の涼しげな色。丹念に入れられたカットの透明感あふれる美しさが、冷涼感を誘ってくれます。

美しく光り輝くガラスの器は、清涼感を生かすために用いるのだから、氷水に入れて冷やして使うくらいのゆとりを持ちたいと思いますが、なかなかそこまでは行かなくて、せいぜい冷たく冷やした煎茶とかアイスティーで涼を取っております。これにアイスクリームを盛るのも素敵かなと思っています。


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