2006年09月30日

徳田八十吉 九谷焼 彩釉壷二点

こんにちは。

今日は徳田八十吉さんの九谷焼 彩釉壷二点をご紹介します。

徳田八十吉さんは、初代徳田八十吉に古九谷上絵釉薬を学び、二代徳田八十吉に現代陶芸を学び、そして彩釉で九谷焼に独自の世界を築き上げ、平成9年に重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定されました。
昭和63年に三代徳田八十吉を襲名しました。

徳田八十吉さんの作品は、描画ではなく色そのものにこだわり、色彩の変化だけで作品をなりたたせているところに特徴があります。



徳田八柔吉 彩釉壷二点1.JPG徳田八柔吉 彩釉壷二点2.JPG徳田八柔吉 彩釉壷二点3.JPG
徳田八柔吉 彩釉壷二点4.JPG徳田八柔吉 彩釉壷二点5.JPG徳田八柔吉 彩釉壷二点6.JPG

右 胴径(最大) 13cm
  高      21cm
左 胴径(最大) 11cm
  高      23cm

この壷二点とも、三代徳田八十吉を襲名する前の徳田正彦さん時代のものです。ガラスの作品と見間違うほどの透明な肌合いと、独特の色調のグラデーションが、まるでオーロラのようなふしぎな色彩を放っていますね。
茄子紺、ブルー、グリーン、黄色の鮮やかな色合いに、思わず目を見張って、見入ってしまいます。どうすると、こういう吸い込まれるほど美しい色彩になるのでしょう?


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2006年09月28日

大嶋久興 刷毛目徳利とぐい呑

こんばんは。

今日は大嶋久興さんの刷毛目徳利とぐい呑をご紹介します。

刷毛目(はけめ)とは、白泥釉を硬質の刷毛や藁筆などで一気に刷き塗ったものです。刷毛の目の立ち具合や、筆の勢、色合いなどを見所だと思います。
白泥釉を一気に刷き塗るので、刷毛のあとにスピード感があり、荒々しいこともあって、どちらかと言うと男性的な印象があります。



大嶋久興 刷毛目徳利とぐい呑1.JPG大嶋久興 刷毛目徳利とぐい呑2.JPG大嶋久興 刷毛目徳利とぐい呑3.JPG
大嶋久興 刷毛目徳利とぐい呑4.JPG大嶋久興 刷毛目徳利とぐい呑5.JPG大嶋久興 刷毛目徳利とぐい呑6.JPG
大嶋久興 刷毛目徳利とぐい呑7.JPG大嶋久興 刷毛目徳利とぐい呑8.JPG

徳利  胴径 9cm
    高 12.5cm
ぐい呑 口径 8cm
    高 4cm


大嶋久興さんの作る刷毛目は、勢いの中にもやさしさがある刷毛目で、不思議と穏やかさを感じられます。作品に人柄が表れるのでしょうか。

この徳利は、濃い白泥釉で、刷毛目が盛り上がっているところに魅力を感じます。ぐい呑は、外側も内側も刷毛目です。外側に出来た刷毛のかすれに筆勢を感じます。口辺がわずかに反っていて、唇に当たるときの触感、口当たりがよく呑みやすいぐい呑です。

刷毛目にはあまり目が行かない主人でも、大嶋久興さんの刷毛目は、「口当たりがいい」と気に入って使っています。刷毛目もまた、長く使用すれば、時代による雨漏り染みが出てきます。


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2006年09月26日

有田焼 錦雪笹土瓶むし

こんばんは。

今日は有田焼錦雪笹土瓶むしをご紹介します。

土瓶むしの器は、松茸の季節にだけ使う特別な物なのかも知れません。
松茸が主役の土瓶むしは、日本を代表する贅沢なもののひとつはないかと思います。松茸の持ち味を逃がさず、最大に生かすのが土瓶むしのような気がします。この土瓶むしは、せつかくの「秋の味覚の王様」をいただくとなれば、ひと手間かけてと器も吟味して と 松茸の香りを味わいながら秋の味覚を堪能したいものだとあれこれ考えて選んだ器です。



有田焼 錦雪笹土瓶蒸1.JPG有田焼 錦雪笹土瓶蒸2.JPG有田焼 錦雪笹土瓶蒸3.JPG
有田焼 錦雪笹土瓶蒸4.JPG有田焼 錦雪笹土瓶蒸5.JPG有田焼 錦雪笹土瓶蒸6.JPG

土瓶むし
 胴径(注ぎ口含む) 15cm
  高(持手含む) 13cm
受け皿
 径 13cm
 高 2cm


[笹に降りしきる雪]、秋とは関係ないと思うが、雪国に住む私達には馴染の景色です。
地肌の色が、ほっとするような明るい土色でなごみを感じます。
ひんやりした気配に包まれる秋の夜長には、こんな土瓶むしが食卓に並べば、酒の肴として最上の一品となるのではないでしょうか。

土瓶むしの器は、土瓶の口径が広く、蓋の上に杯がのるようになっています。受け皿がつくので、卓上に運んであつあつを楽しめます。




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2006年09月24日

田中源彦 鳴海織部向付

こんばんは。

今日は田中源彦さんの鳴海織部向付をご紹介します。

田中源彦さんの作品は、以前に織部高脚杯を紹介いたしました。あの時も「しゃれた感じ」と見た目を表現しましたが、今回の鳴海織部向付も、とてもおしゃれな感じで目を引きます。
 
鳴海織部の約束どおりに赤土と白土を継ぎ合わせ、赤土の上には白化粧土と鉄釉で扇と矢羽を描き、白土の上には織部釉を掛けて釉色の美しさを引き出しています。赤土と白土とを効果的に継いであって、そのコントラストがきれいです。



田中源彦 鳴海織部向付1.JPG田中源彦 鳴海織部向付2.JPG田中源彦 鳴海織部向付3.JPG
田中源彦 鳴海織部向付4.JPG田中源彦 鳴海織部向付4.JPG田中源彦 鳴海織部向付6.JPG

口径 14.5cm × 13cm
高  4cm


赤土、白土、緑釉と、それぞれが色鮮やかで、印象的な器になっております。見込みに描がかれた洒落た模様が、いい雰囲気で見とれてしまいます。形も、長四方の二面に段をつけることによって変化つけ、凝った意匠にしてあります。三つ足です。

こういう洒落た向付は、器と料理の調和を取るのが難しくて、盛り付けに苦労します。「今日はこれを使おう」と、出して来ては盛り付けを試みるのですが、「やっぱりうまくいかないな〜」と、器を替えてしまいます。
ピタッと決められない自分の腕の未熟さにがっかりしますね。


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2006年09月23日

丸田宗彦 斑唐津徳利

こんばんは。

今日は丸田宗彦さんの斑唐津徳利をご紹介します。

唐津焼は、親水性が高いやきもので知られています。表面が濡れることによって、そのやきものは、よりいきいきと美しくなり、水分の浸透を繰り返すことによって、より味わい深く育ちます。それ故に唐津好きは、ただ眺めているだけでなく、実際に使ったり、濡れた布で拭いたり、水につけてみたりと涙ぐましい努力をするわけです。



丸田宗彦 斑唐津徳利1.JPG丸田宗彦 斑唐津徳利2.JPG
丸田宗彦 斑唐津徳利3.JPG丸田宗彦 斑唐津徳利4.JPG

胴径 9cm
高 12cm


この徳利は、濃い土色に、釉の白色が少し茶かかって発色した斑唐津です。
斑の隙間から見え隠れする土色が、まるで大切に使い込まれたような古色を思わせます。焼成中に図らずもついた、他器とのくっつき跡も景色に見てとれます。徳利の片面に出来た「釉なだれ」、「釉どまり」の釉ぎわが見事です。これがなければ、この徳利にこれほど気持をつかまれることもなかったかもしれません。

大切に育てたい徳利のひとつです。使い込むうちに、まさに酒が染み込んで育って行くのを、じっくりと楽しみたいと思っています。


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2006年09月21日

とうあん 牡丹にれんぎょう大鉢

こんばんは。

今日はとうあんの牡丹にれんぎょう大鉢をご紹介します。

とうあんの大鉢は食卓を飾る器の華といえるでしょう。こういう大鉢は置いただけで皆の視線を集め、それだけで豊かな気分を演出してくれる食卓の主役といえると思います。

この鉢のようにうつくしい絵付けがされている器は、料理を盛る前から器の上が充実していて、それだけでも充分ご馳走になりますから、盛り付けは難しいです。それだけに、使い方を誤るとうるさい感じになり、折角のものが台無しになってしまうような気がします。私は周囲をたっぷりあけて、炊き合わせなどをざんぐりと盛ったり、ちらしずしなどを豪華に盛り付けたりしています。



とうあん 牡丹にれんぎょう大鉢1.JPGとうあん 牡丹にれんぎょう大鉢2.JPGとうあん 牡丹にれんぎょう大鉢3.JPG
とうあん 牡丹にれんぎょう大鉢4.JPGとうあん 牡丹にれんぎょう大鉢5.JPG

径 29cm
高 8.5cm
 
本当は、飾り鉢として見る人の目を楽しませる為に生まれてきたのかも知れませんが、私は平気で使っています。

「とうあん」らしい写実的な牡丹の花と、黄色のれんぎょうの花が描いてあり、中々見応えのある大鉢です。バックはダミの手法を用いて、薄い鼠色で塗りつぶしてあります。
華美に見えないところが意外と使いやすく、気兼ねなく使っております。


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2006年09月18日

小笠原長春 青磁桃菓子鉢

こんにちは。

今日は小笠原長春さんの青磁桃菓子鉢をご紹介します。

器そのものを桃の形にし、見込みに桃の葉と茎を彫り、外側に一枚の葉を付けてあり、ユニークな造形です。小笠原長春さんの青磁は、釉薬がたっぷり掛けられており、澄みきった色と、神秘的な光沢に気品を感じさせ、見る者にさわやかな感銘を与えてくれます。

青磁は、一般に調合された釉薬から発色されているのに対し、小笠原長春さんの青磁は、地元大川内山に産する陶石を砕いて作った釉薬から発色されているもので、独特なる技法で作られております。この方法は、現在、小笠原長春さんだけの技法で、他に類を見ることが出来ません。 

釉薬を一回掛けただけでは、思うように色が出ないので、まず釉薬を一回掛けて焼付けをし、更に釉薬を掛けては焼付けを、と繰り返し、非常に厚く釉薬を重ねて深い味わいを出しております。
 



小笠原長春 青磁桃菓子鉢1.JPG小笠原長春 青磁桃菓子鉢2.JPG小笠原長春 青磁桃菓子鉢3.JPG
小笠原長春 青磁桃菓子鉢4.JPG小笠原長春 青磁桃菓子鉢5.JPG

口径 20cm
高   6cm
 

小笠原長春さん自身も「青磁は釉薬の掛かり具合、とりわけ釉層の厚さが色調の良し悪しの決め手になる為、ムラなく、しかも色よく仕上げるには高度なテクニックが要求されます。」と言っておりました。そうして出来た器は、青緑色に深く澄んでおり、持ってみると手にずっしりと重い感じがします。

小笠原長春さんの理想は、「日本的感性の青磁」の世界だそうです。「中国や韓国の青磁とは異なる日本の青磁の色を出したい。」と言う小笠原長春さんの言葉に青磁への限りないこだわりと飽くなき探究心が感じられ、頭が下がります。
ますます長春ファンになり、目が離せません。
 


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2006年09月16日

津軽びいどろ ピッチャーとアイスペールとデカンタ

こんにちは。

今日は津軽びいどろのピッチャーとアイスペールとデカンタをご紹介します。

「津軽びいどろ」は、青森市にある北洋硝子というメーカーでつくられているガラス器の総称です。手作りの素朴な美しさが多くの人の目にとまり、さまざまなガラスアート展でグランプリ受賞や上位入選を果たすなど高い評価を得ています。



津軽びーどろ1.JPG津軽びーどろ2.JPG津軽びーどろ3.JPG
津軽びーどろ4.JPG津軽びーどろ5.JPG津軽びーとろ6.JPG
津軽びーどろ7.JPG

ピッチャー  口径 9.5cm (注ぎ口から持ち手まで 15cm)  
        胴径 14cm
        高  18cm 
アイスペール 口径 13.5cm
        高  13cm
デカンタ   胴径 13cm×10cm
        高  19cm


「津軽びいどろ」のもつ温かみのある美しさは、その形にあると思います。
のびやかなフォルム、そして手にしっくりとなじみ、持つとどっしりとした手ごたえがあります。

青と緑色がきれいで、青は深い海の色、緑はみずみずしい海草の色を思わせ、どこかなつかしさを感じます。光を通した輝きには、ガラスの華奢な味わいとはひと味ちがった「びいどろ」という響きがぴったりくる素朴な味わいがあるような気がしますよね。

夏にはこの青と緑が一時の涼を運んで来てくれます。


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2006年09月14日

大上裕 赤土部徳利とぐい呑

こんにちは。

今日は大上裕さんの赤土部徳利とぐい呑をご紹介します。

丹波焼には朱赤や赤褐色に呈する、鉄分を多く含んだ化粧土をかけて焼いた赤土部という焼きものがあります。赤土部釉は、もともと水漏れ防止と素地を滑らかにする目的で用いられていましたが、土部に灰を混ぜたものを塗って焼いたところ、炎の力で美しい赤褐色や朱赤に変化することから、赤土部釉と呼ばれ丹波焼独特の釉薬となったものです。



大上昇 赤土部徳利とぐい呑1.JPG大上昇 赤土部徳利とぐい呑2.JPG大上昇 赤土部徳利とぐい呑3.JPG
大上昇 赤土部徳利とぐい呑4.JPG大上昇 赤土部徳利とぐい呑5.JPG大上昇 赤土部徳利とぐい呑6.JPG
大上昇 赤土部徳利とぐい呑7.JPG大上昇 赤土部徳利とぐい呑7.JPG

胴径 9cm
高  13cm
 
この徳利とぐい呑みは、赤土部釉がきれいに発色し、片面はてりのある赤茶色で、裏側は黒く焦げていて鮮やかな変化を見せております。
徳利は、どっしりとしていて安定感があり、堂々とした風格が感じられます。
肩の部分にぐるりと筋を彫り入れて、どっしりした形を引き締めております。ぐい呑も、手の中にしっくりとおさまり、見飽きない形です。

使い込んでいるうちに気が付いたことですが、赤茶色が色濃く現われる時があったり、黒がはっきり表れている時があったりと変化しながら、次第に趣のある、いい色になってきたような気がします。



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ラベル:丹波焼
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2006年09月12日

八木明 青白磁しのぎ湯のみ

こんばんは。

今日は八木明さんの青白磁しのぎ湯のみをご紹介します。

八木明さんは、京都陶芸界の重鎮故・八木一艸(いっそう)氏の孫で、そして、陶芸の世界にオブジェという考え方を導入した故・八木一夫氏の長男として生まれ、父のもとで修業し陶芸の道に入った方です。
現在「入れ子」シリーズを追及しながら、個展中心に活動されており、青白磁を極限まで追求した陶芸家として知られております。

最初の展示会を、土ものでやったところ、ピリッとしたものが好きな自分の制作方向と、なにかちょっと違うな、という感覚を味わい、自分そのものを表現する素材はなにか、というところに行きあたったそうで、そして、祖父(八木一艸)の残した中国陶磁の釉薬研究ノートとの出会いもあって、磁器を選んだそうです。


八木明 青白磁しのぎ湯のみ1.JPG八木明 青白磁しのぎ湯のみ2.JPG八木明 青白磁しのぎ湯のみ3.JPG
八木明 青白磁しのぎ湯のみ4.JPG八木明 青白磁しのぎ湯のみ5.JPG八木明 青白磁しのぎ湯のみ6.JPG

口径 8cm
高  7cm
 

この作品は、青白磁しのぎ湯のみです。端正な薄づくりですが、どこにも鋭利な感じがなく、むしろふくよかさを感じる湯のみです。光を映して、真珠色に輝く青白磁の美しさが見事です。そこに「八木の青白磁」といわれる所以があるのかも知れません。
 
私は、生地の装飾技法のなかで「しのぎ」が大好きです。
 


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ラベル:京焼
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2006年09月10日

青木龍山 黒天目酒器三点

こんにちは。

今日は青木龍山さんの黒天目酒器三点をご紹介します。

青木龍山さんといえば、やはり黒の天目。天目の技法を究め続けている陶芸家です。

「一口に言って、黒が好きだから、天目に入り黒に自分の方向を見出し、天目を志したんです。天目には格調、気品があり、たくましさ、強さがある。その辺に自分との結びつきを感じ、虜になってしまった。
天目にもいろいろありますが、私の天目は鉄が基本。黒だけではおもしろくないので、上に色の変化をちょっとつけてみました。鉄砂釉、銀砂釉、青釉で色の変化を試みています。」と話しております。

そして青木龍山さんは、「感動、リズムを感じたまま焼ものに映すんです。山のうねり、海の渦、しぶき、渚であったり、草花の可憐さなど自然界そのものです。私にとっては自然が師です。」と語っております。

天目は、釉薬を分厚くかけるため収縮率の違いから冷ますとき、ひびが入りやすく、冷却には大変な苦労が伴うそうです。


青木龍山黒天目酒器1.JPG青木龍山黒天目酒器2.JPG青木龍山黒天目酒器3.JPG
青木龍山黒天目酒器4.JPG青木龍山黒天目酒器5.JPG青木龍山黒天目酒器6.JPG
青木龍山黒天目酒器7.JPG青木龍山黒天目酒器8.JPG

黒天目渚文半酒器     
 徳利 胴径 7cm  高 13cm
 猪口 口径 5cm  高 4cm
黒天目梅文半酒器 
 徳利 胴径 6cm  高12cm
 猪口 口径 5cm  高 4cm
黒油滴天目ぐい呑
 口径 6.2cm   高 4.5cm


ここに紹介しました酒器三点は、黒天目に片方は渚文半酒器、もう一方は梅文半酒器です。ぐい呑は油滴天目です。
いずれも品格があり凛としているところが好きです。


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ラベル:有田焼

2006年09月09日

京絵付ガラス 撫子文半酒器

こんばんは。

今日は京絵付ガラスの撫子文半酒器をご紹介します。

あっさり描かれた撫子のやさしい花の絵が、楚々として清らかで、とても涼しげに見えたので、夏はこのガラス酒器に冷酒を傾け、ゆったりとした気分を味わい、涼を感じくつろぎたいと思い、目にするなり「これがいい」と 決めてしまいました。
縦に入れけれた溝が光に反射して、ガラスの表面がきらきらと輝き、涼感が漂います。

主人は、燗が好きであまり冷酒は飲まないのですが、暑い日は、これに吟醸酒を入れ晩酌を楽しんでおります。「冷酒は、どうしても飲みすぎる。」と言いながら結構、満更でもないようです。


京絵付ガラス撫子文半酒器1.JPG京絵付ガラス撫子文半酒器2.JPG
京絵付ガラス撫子文半酒器3.JPG京絵付ガラス撫子文半酒器4.JPG

徳利 胴径 7.5cm 高 13cm
酒盃 口径 6.5cm 高 5cm


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2006年09月07日

松井勝彦 自然釉徳利とぐい呑

こんばんは。

今日は松井勝彦さんの自然釉徳利とぐい呑をご紹介します。

越前焼は850年の歴史を持ち、一大産地をなしたのですが、江戸中期以降衰退し「幻の窯」と言われておりました。その後昭和46年福井県が宮崎村に越前陶芸村を建設したのが復興のきっかけとなりました。

鉄分の多い土を使い、釉を掛けずに1300度前後の高温で焼締められて生まれてくる越前焼の作品は、おおらかで力強い感じがします。
高温で焼かれる時に薪の灰が溶けて、黄緑色や暗緑色の自然釉となり、豪快に流れ落ちる美しさが最大の魅力と言われております。
赤褐色の地肌と暗緑色の自然釉のコントラストの美の世界が見る人を魅了してやみません。



松井勝彦 越前焼徳利とぐい呑1.JPG松井勝彦 越前焼徳利とぐい呑2.JPG松井勝彦 越前焼徳利とぐい呑3.JPG
松井勝彦 越前焼徳利とぐい呑4.JPG松井勝彦 越前焼徳利とぐい呑5.JPG松井勝彦 越前焼徳利とぐい呑6.JPG
松井勝彦 越前焼徳利とぐい呑7.JPG松井勝彦 越前焼徳利とぐい呑8.JPG松井勝彦 越前焼徳利とぐい呑8.JPG

徳利  胴径 10cm     高 11cm
ぐい呑 口径 4cm      高 5.5cm


この徳利は、茶褐色の肌合に、暗緑色の自然釉が流れて出来る景色の見事さに感動し、一瞬にして気持をつかまれてしまったものです。

横にして焼かれたため暗緑色の自然釉が横に流れております。
器が溶着するのを防ぐために置いた目の跡が、茶褐色の胴に三ケ所、丸い形に白く抜けており、これも景色となっております。
ぐい呑は、ちょっと変わった形で、細長く作られている所が、手に持つのに丁度いい按配(あんばい)で、それと自然釉が容赦なく浴びせられたままの褐色の肌合いがよくて、主人は、いたく気に入ってます。


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2006年09月05日

渡辺秋彦 青磁湯のみ

こんばんは。

今日は渡辺秋彦さんの青磁湯のみをご紹介します。

日常の用途の器は、求めやすくて丈夫、使いやすく、そして使って心和むものが一番です。年に数回しか着ない晴れ着もいいですが、毎日使う普段着にも気を使い、大事するのが本当の豊かさだと思います。
 
この渡辺秋彦さんの作る青磁湯のみは、口あたりの部分が、厚すぎず、薄すぎず絶妙で、実用品といえども、人の心を惹きつけてやまない魅力があります。形もシンプルながら、ほっこりした、不思議なぬくもりが感じられて好きです。
 

渡辺秋彦 青磁湯のみ1.JPG渡辺秋彦 青磁湯のみ2.JPG渡辺秋彦 青磁湯のみ3.JPG
渡辺秋彦 青磁湯のみ4.JPG渡辺秋彦 青磁湯のみ5.JPG渡辺秋彦 青磁湯のみ6.JPG

口径 8.5cm
高  7cm

雷神窯を訪ねた時、展示室を兼ねた和室で、この器においしい緑茶を入れて、大きめの茶托と一緒に出していただきました。
色といい、形といい、手に取った感じも、口をつけた感触も、一瞬にして心を奪われてしまいました。
たっぷり目の大きさも気に入って、早速、家に連れて帰りました。


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2006年09月03日

とうあん 銀彩豆皿

こんばんは。

今日はとうあんの銀彩豆皿をご紹介します。

この器は先代・二代目とうあんの小さな銀彩豆皿です。
絵付けが、現在の緻密な花の描写と鮮やかな色使いのものと比べると、あっさりと描かれていて色使いも控え目のような感じがします。
私は、そこが良くて「とうあん」ファンになったのですが、二代目のものは中々探せなくて、持っているのは以前に紹介しました銀彩小鉢とこの2点だけです。銀彩も経年により黒ずんで、いぶし金状態になっております。
もう少し黒ずんで、花が浮き出てくるのを楽しみにしているところです。
現在の「とうあん」作の華麗な花の絵付けにも魅了され、展示会に足を運んでは、せっせとコレクションを増やしているところです。


とうあん 銀彩小皿1.JPGとうあん 銀彩小皿2.JPGとうあん 銀彩小皿3.JPG
とうあん 銀彩小皿4.JPGとうあん 銀彩小皿5.JPGとうあん 銀彩小皿6.JPG

口径 7.5cm
高 1.8cm

描かれている花の絵は、山吹・桜・木瓜・桔梗・南天です。


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2006年09月02日

清水六兵衛 清水焼 松の画徳利

こんにちは。

今日は清水六兵衛さんの松の画徳利をご紹介します。

京という都に育てられた、洗練された遊び心が伝わってきそうな、大胆な意匠になっている「松の画徳利」です。個性的なのは絵柄だけでなく、形もまた三方押しになっており、持ち手にやさしく、そして口作もハート形になっており注ぎ易くなっております。


清水六兵衛 松の画徳利1.JPG清水六兵衛 松の画徳利2.JPG清水六兵衛 松の画徳利3.JPG
清水六兵衛 松の画徳利4.JPG清水六兵衛 松の画徳利5.JPG清水六兵衛 松の画徳利6.JPG

<追加>
清水六兵衛 松の画徳利7.JPG

胴径 6cm
高  14cm

「よい趣味の、ほんとうにいい酒器を持つということは、人間性を豊かにし、洗練し、向上させることになる。酒器とは結局、それを使う人そのものの表現である。まさに[酒器は人なり]です。」と書いてあるのを物の本で読んだことがあります。
この徳利を目にしたとき、その言葉を思い出しました。
この徳利は、個性的な感覚を大事にする人にふさわしいのではと思いました。

まぁ、ごちゃごちゃ言うまでもなく、酒を飲むときばかりは、憂き世のことをさらりと忘れ、朗らかにやりたいものです。
酒に酔って、器に酔って、言うこと何もなしの心境です。


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