2006年09月18日

小笠原長春 青磁桃菓子鉢

こんにちは。

今日は小笠原長春さんの青磁桃菓子鉢をご紹介します。

器そのものを桃の形にし、見込みに桃の葉と茎を彫り、外側に一枚の葉を付けてあり、ユニークな造形です。小笠原長春さんの青磁は、釉薬がたっぷり掛けられており、澄みきった色と、神秘的な光沢に気品を感じさせ、見る者にさわやかな感銘を与えてくれます。

青磁は、一般に調合された釉薬から発色されているのに対し、小笠原長春さんの青磁は、地元大川内山に産する陶石を砕いて作った釉薬から発色されているもので、独特なる技法で作られております。この方法は、現在、小笠原長春さんだけの技法で、他に類を見ることが出来ません。 

釉薬を一回掛けただけでは、思うように色が出ないので、まず釉薬を一回掛けて焼付けをし、更に釉薬を掛けては焼付けを、と繰り返し、非常に厚く釉薬を重ねて深い味わいを出しております。
 



小笠原長春 青磁桃菓子鉢1.JPG小笠原長春 青磁桃菓子鉢2.JPG小笠原長春 青磁桃菓子鉢3.JPG
小笠原長春 青磁桃菓子鉢4.JPG小笠原長春 青磁桃菓子鉢5.JPG

口径 20cm
高   6cm
 

小笠原長春さん自身も「青磁は釉薬の掛かり具合、とりわけ釉層の厚さが色調の良し悪しの決め手になる為、ムラなく、しかも色よく仕上げるには高度なテクニックが要求されます。」と言っておりました。そうして出来た器は、青緑色に深く澄んでおり、持ってみると手にずっしりと重い感じがします。

小笠原長春さんの理想は、「日本的感性の青磁」の世界だそうです。「中国や韓国の青磁とは異なる日本の青磁の色を出したい。」と言う小笠原長春さんの言葉に青磁への限りないこだわりと飽くなき探究心が感じられ、頭が下がります。
ますます長春ファンになり、目が離せません。
 


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2006年08月27日

小笠原長春 青磁牡丹皿

こんにちは。

今日は小笠原長春さんの青磁牡丹皿をご紹介します。
  
鍋島青磁は、青翠とも呼ばれる神秘的な色調を放ち、優美な世界を映し出し、300年以上の伝統を持っております。この鍋島青磁の復元に情熱を注ぎ、追及し続けているのが小笠原長春さんです。
「青磁はあまりにも難しい。」といわれております。 
大量生産は出来ないし、わずかしか出来ない。大変手間のかかる作業だそうです。

小笠原長春さんは鍋島青磁を究め続けて、何万点という陶片を研究し、追い求めたそうです。「陶片の中には、どうしてこんな色が出せたのかと思えるものもありました。理想の鍋島青磁を目指して試行錯誤の連続です。」と言いながら、「青磁の色にしても、いかに自分のものにしていくか、何回作っても難しいですよ。」とおっしゃってました。 


小笠原長春 青磁牡丹皿1.JPG小笠原長春 青磁牡丹皿2.JPG小笠原長春 青磁牡丹皿3.JPG
小笠原長春 青磁牡丹皿4.JPG小笠原長春 青磁牡丹皿5.JPG

口径 18×15cm
高  4cm

この青磁牡丹皿は、牡丹の花の形をしており、見込みには、これから開こうとする牡丹の花弁と葉が彫って描いてあります。
光の当り具合で、深く澄んだ青の色が微妙な色合いとなって現れ、まるで深さや天候によって色を変える海の色に似ている感じがします。


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2006年08月12日

小笠原長春 青磁菓子鉢

こんにちは。

今日は小笠原長春さんの青磁菓子鉢をご紹介します。
 
小笠原長春さんは、先祖代々焼物に従事してきたということもあって、以前は白磁、赤絵、染付など多彩な焼物を作っていたそうですが、美しい青磁色の鍋島青磁に魅せられ、現在は青磁一筋の道を歩まれているそうです。

大川内山の鍋島青磁は、天然青磁といって、大川内山だけに産する原石を釉薬に使っているところに特色があります。「釉薬となる原石の吟味・陶土の配合・焼成温度、どれをとっても経験にプラスした科学的なデータが必要となる。」と言っておりました。

「青磁の長春」と呼ばれるようになるまでには、長い年月と数多くの失敗があったそうです。「青緑色に発色する美しい青磁は、窯を焼く温度が違ってもこの色は生まれない。窯を開けてみないことには、いい色がでているかどうか分からない。何度やっても緊張の連続です。」と言っておりました。


小笠原長春 青磁菓子鉢1.JPG小笠原長春 青磁菓子鉢2.JPG小笠原長春 青磁菓子鉢3.JPG
小笠原長春 青磁菓子鉢4.JPG小笠原長春 青磁菓子鉢5.JPG小笠原長春 青磁菓子鉢6.JPG

口径 18cm
高  8cm

この作品は、三角形の形をしており、三つ脚付きです。そして、その脚は彫刻が施してある猫脚となっております。些細なところに小笠原長春さんらしい細工がしてある上に、深く澄んだ色調とやわらかい光沢の青磁に、すっかり魅せられております。



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2006年01月09日

小笠原長春 青磁菊皿

今日は小笠原長春さんの青磁菊皿をご紹介します。
小笠原長春さんの陶歴などはこちらです。

長春さんの青磁は天然の青磁の原石を砕いて作った釉薬を使って作るため、やわらかな光沢があり、見ていて引き込まれそうな感じがします。それに青磁の釉薬を1回だけでなく2回、3回と厚く重ねて焼成するので青磁の色は他に見られない深い深い青みがあります。

その色合いが気に入って購入しました。青磁と言うとちょっと冷たい感じもしますが、この作品は澄み切っていて洗練された青磁でありながら、温かさと潤いと感じれてるやさしい感じがする作品です。



小笠原長春 青・菊皿1.JPG小笠原長春 青・菊皿2.JPG
小笠原長春 青・菊皿3.JPG小笠原長春 青・菊皿4.JPG



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