2006年07月09日

加藤健 鼠志野徳利とぐい呑

こんにちは。

今日は加藤健さんの鼠志野徳利とぐい呑をご紹介します。

 鼠志野は、器に鉄釉で化粧掛けをしてから、すばやく箆で掻き落として絵柄をあらわし、さらに長石釉を厚く掛けて焼き上げます。鉄釉の化粧掛けが残されたところは鼠色に、掻き落とした絵柄は白抜きに浮かびあがります。
鉄釉や長石釉の加減とか窯内の条件などで、灰色なったり茶褐色の色合いになったりします。


加藤健 鼠志野徳利ぐい呑1.JPG加藤健 鼠志野徳利ぐい呑2.JPG加藤健 鼠志野徳利ぐい呑3.JPG
加藤健 鼠志野徳利ぐい呑4.JPG加藤健 鼠志野徳利ぐい呑5.JPG加藤健 鼠志野徳利ぐい呑6.JPG
加藤健 鼠志野徳利ぐい呑7.JPG

徳利  胴 8cm    高 14cm
ぐい呑 口 5.8cm   高 5cm


この鼠志野徳利とぐい呑は、ねずみ色の地に砂糖を溶かして掛けたような長石釉が流れ、掻き落としで描かれた蘭の葉がピンク色に発色して見えます。
器面は志野の見所の一つでもある柚子肌になっており、柔らかな美しい釉調になっております。
 底の高台は無く、べた底で安定感があり形もきれいです。主人は好んでこれで晩酌をして楽しんでおります。



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2006年07月02日

黒岩卓実 織部片口鉢

こんにちは。

今日は黒岩卓実さんの織部片口鉢をご紹介します。

黒岩卓実さんは、「赤絵の黒岩」と言われているくらい赤絵で知られていますが、黒岩卓実さんの原点は織部なんだそうです。
黒岩卓実さんの個展会場は、「赤絵の赤」と「織部の緑」でいっぱいです。
対照的な色なのに、反発することなく、一つに溶け合って馴染んでいるから不思議です。使っている土が同じだからなのでしょうか、これぞ「土もの」の成せる技なのかと、見入ってしまいます。

黒岩卓実さんの作品は、轆轤で作ったものもないわけではありませんが、タタラ作りのものが主流のようです。(タタラ作りとは、土を薄く板状にして、その板状の土を使い成形するやり方です。)


黒岩卓タ 織部鉢1.JPG黒岩卓タ 織部鉢2.JPG黒岩卓タ 織部鉢3.JPG
黒岩卓タ 織部鉢4.JPG黒岩卓タ 織部鉢5.JPG黒岩卓タ 織部鉢6.JPG

 口径 17cm(横)×13cm(縦)
 高  7.5cm 

この五個の片口鉢を見ても、ひとつひとつが手作りのため、形が微妙に違っていて、絵柄も少しずつ違っています。そして内側の半身と、外側に掛けられた織部釉の大胆な流れもそれぞれ違っています。これまさしく、「世に一つと同じものがない。」と言う言葉がぴったりです。

何を盛ったら映えるのかと、使うのに難しそうですが、私は、あっさりとした「胡麻和え」とか「冷奴」とか 白いものが合うかなと思っております。  


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2006年05月05日

加藤健 赤志野ぐい呑み

こんにちは。

今日は加藤健さんの赤志野ぐい呑みをご紹介します。

加藤さんの志野は以前鼠志野おもだか鉢をご紹介しましたが、今回は赤志野のぐい呑みです。
赤志野は施釉前に素地に鉄釉(鬼板)で化粧を施し、その上から志野釉(長石釉)をかけ焼成したもので鉄釉の部分が赤く発色し、志野釉の白とのコントラストが見所となっています。

加藤健 志野焼ぐい呑1.JPG加藤健 志野焼ぐい呑2.JPG加藤健 志野焼ぐい呑3.JPG
加藤健 志野焼ぐい呑4.JPG加藤健 志野焼ぐい呑5.JPG

径6cm、高さ6cm


このぐい呑みは赤茶肌の地色の上に、白の志野釉がたっぷりとあたかも木の枝に積もった雪のようにかかっています。その雪が今にも落ちそうな感じの見事な釉調です。
加藤さんの物静かで穏やかな人柄を反映して作品もどこか穏やかでやさしい感じがします。


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2006年02月23日

黒岩卓実 楕円鉢

今日は黒岩卓実さんの楕円鉢をご紹介します。

「赤絵の黒岩」と言われ人気の高い黒岩さんの作品です。

この作品は乳白色の白磁に赤で簡単な文様を描き、さらに大きな赤丸、その上に金色を目立つように配し、緑で締めている「赤玉手」の鉢です。

ロクロを使わずタタラによる器造りをとおしてきた黒岩さんの作品は、柔らかく、ホッとするような癒しがあります。この作品も黒岩さんの作品が醸し出すそんな雰囲気が出ていると思います。


黒岩卓タ 楕円鉢1.JPG黒岩卓タ 楕円鉢2.JPG黒岩卓タ 楕円鉢3.JPG
黒岩卓タ 楕円鉢4.JPG黒岩卓タ 楕円鉢5.JPG黒岩卓タ 楕円鉢6.JPG



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2006年02月01日

加藤健 鼠志野おもだか鉢

今日は加藤健さんの鼠志野おもだか鉢をご紹介します。
加藤健さんの陶歴などはこちらです。

鼠志野は、下地に鬼板と呼ばれる鉄化粧を施し、その後ヘラで掻き落として文様を彫り、さらに長石釉をかけて焼きます。そうすると掻き落とした部分が白く残って文様となります。
この鉢もおもだか文を掻き落としで描いております。
地色は鉄の部分が少なかったり、化粧が薄かったり、その他窯の調子でねずみ色になったり、赤く発色したりします。この作品は少し赤褐色ですね。

ある本で桃山時代の鼠志野を目にしてから鼠志野は私の憧れの焼物です。この作品はいつか手に入れたいとずっと思い続けてやっと念願がかなった初めての鼠志野作品です。

加藤健さんは志野の深い美しさに魅せられて「最も日本的な焼物」と言います。志野本来の味わいを追求し続け、今高い評価を受けている陶芸家です。



加藤健 鼠志野おもだか鉢1.JPG加藤健 鼠志野おもだか鉢2.JPG
加藤健 鼠志野おもだか鉢2.JPG加藤健 鼠志野おもだか鉢4.JPG



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